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最新情報
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■広報 平成18年 総会号 主な内容

■時の視点 直納部活動方針 直納部長 近藤 勝
■総務部活動方針 総務部長 高山昭二郎
■東京協組 第50回 通常総会開催
■東京協組 第44回 永年勤続従業員表彰式
■東京協組 祝賀懇親会
■青年部総会開催 青年部副部長 脇 克美
■第2回 組合主催ゴルフコンペ開催
■第44回 清風会ゴルフコンペ開催 グリーンロジテック叶エ水 弘允
■支部便り 支部総会開催 文京支部、山手支部、城南支部
■組合員の広場
 「歌舞伎の話」副理事長 坂田秀一郎
 「昭和のウインドガラス」足立支部 サン商事(株) 西内澄江

■お知らせ「平成18年6月会議・催事予定」「古紙価格」他
■会議概要 平成18年2月・3月・4月
■編集後記 広報部副部長 脇 克美

■時の視点 直納部活動方針

直納部長 近藤 勝

 古紙の回収率が71%(3年間で6%上昇)であった昨年は、国内需要の頭打ちから(利用率60%は3年間横ばい)記録的な輸出量(371万トン)となった一年でありましたが、本年は新たに古紙の利用率を2010年までに62%まで引上げる事が経済産業省の省令として施行されました。既に大手洋紙メーカーでは中国での工場新設や国内でも多くのDIP増設が発表されておりましたが、更に世界戦略を睨んだ競争力向上の為の超大型の塗工紙マシン新設も新年度になって数社から発表されました。いよいよ国内での需給調整時代は終わり国際マーケットも国内マーケットも為替の問題を除けば全く同一マーケットとなってきた感があります。
 直納部の活動はかつての東京協組の二本柱であった家庭紙メーカー及び特更メーカーとの交流が継続こそしているもののお互いの依存関係が薄れてきたように思います。家庭紙メーカーは主要原料を産業古紙からオフィス系、ミックス系の古紙にシフトしており、一方では古紙業界も従来の家庭紙向け古紙を洋紙、板紙向けDIPにシフトしてきました。特更メーカーも従来の切付主体から新聞古紙にシフトしたのは相当古い話になってしまいました。 ここ数年来、取り組んでいる上物古紙共同輸出は着実に実績を上げており海外では全く嫌われていたコート系も次第に認められつつあるようで、既にある商社さんには中国の家庭紙メーカーからジャパニーズ見当の注文が入っているとの話も聞いております。
 今後の国内外の需要増に対応して更なる古紙回収増が求められておりますが、出版の減少を中心とした産業古紙発生の落ち込みが業界混乱の種にならないよう組合員相互の情報交換を更に深め、各社がプライバシーマークの取得や各種許認可の取得等を通して競争力を高めて行かなくてはなりません。
 又、今年度の活動方針として引き続き共販事業を推進し、国内外の古紙需要の動向を調査し組合員に伝えていく事が重要であると考えます。その為にも昨年と同様に組合員が誰でも参加のできる、そして変化する市場動向を体感できる海外メーカーの視察、国内メーカーの視察等を計画しております。
 最後に本年2月に開催された富士地区での家庭紙メーカーとの会合で、メーカー側は大手メーカーがフル生産フル販売をしている中ではあるが、中小メーカー主導の減産、価格復元を目指すと言明されました。ここへきて大手メーカーも相次ぎ価格修正を発表、その通りになってきた事に対し中小が大手を動かしたと言っても過言ではない真剣な紙業協会の姿勢に感銘した次第です。
 今年度も皆様方のご支援、ご協力を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。

■総務部活動方針

総務部長 高山昭二郎

 組合の意義について、役員会でも度々議論することがありますが、組合員の皆様に直接実利の有る組合は少ないのではないでしょうか。
 毛利元就の教えの一人より二人、二人より三人と、個人では出来にくい事を、組合という団体組織で代行するところに意義があると思っています。
 理事長職を初め各役員の皆様、又事務局との数十名の活動によって広範囲の情報が得られ、我々業界が今後も時代に合った職種として、また、社会的地位向上のための資格の取得などを企画しています。
 組合員の皆様におかれましては、組合広報誌、又は支部会での説明などから実利を汲み取っていただきたいと思っています。
 また、皆川理事長の発案で、多くの組合員の皆様の交流の場を設けましたので、横の繋がりを多くしていただき、過度の競争を無くす一助となればと思っています。
 総務部を受け持って一年が過ぎましたが、総務部という名称の通リ、総ての事業部を総括する意味から、これからの一年を各事業部役員の皆様の活動に少しでも多く助力出来る様頑張るつもりです。
 あらためて理事長初め理事の皆様のご支援、ご協力をお願い致します。

■東京製紙原料協同組合 第50回 通常総会開催

日時:5月22日(月)午後3時〜 会場:上野精養軒 3階「桐の間」

司  会 清水弘允 常任理事
開会の辞 坂田秀一郎 副理事長
議  長 近藤 勝 副理事長
閉会の辞 樫原邦明 常任理事

 去る5月22日(月)、東京都製紙原料協同組合第50回通常総会及び第44回永年勤続従業員表彰式が開催されました。
 当日は爽やかな春の晴天に恵まれ、また、木立も一層緑色を増した上野公園内精養軒の会場で行われましたが、多数のご来賓、業界新聞社の方々がご出席くださりました。
 日本の経済は長期間にわたるデフレからほぼ脱却してゆるやかな景気上昇にありますが、紙パ業界は石油及び化学薬品等の急激な高騰から製品値上げに取り組んでいる最中にあり、その原料となる古紙業界の中で主に上物古紙を取り扱う当組合員は古紙の価格低迷と扱い量の減少から限界を超えた企業経営を強いられ、特に集荷業者の組合員減少が続いておりますが、そのような状況から一日も早く脱却することが組合の課題となっております。

理事長挨拶 皆川 昇

 本日は東京都製紙原料協同組合第50回の節目に当り、尚且つ新名称としての第1回目の通常総会の開催に際し、組合員の皆様はじめ業界関連の皆様に於かれましては、公私とも本当にお忙しい中、しかも週はじめという日に多勢のご出席を賜わりまして、誠に有り難うございます。
 さて昨年度の社会全般のニュースを振り返り思い直してみますと、一昨年に於ける自然界の驚異に対抗するような、人間界の脅威を感じさせられた年であったと言ったら可笑しいのでしょうか。国内での衆議院選挙に関連する問題や、耐震擬装問題ライブドア問題等で、また、国際的には中東問題からなのかの原油価格の高止まりや、アジア近隣諸国との種々の問題等々、すべからく人間界の起こしている問題で、あげく、自然界に猛反省を促される図式が、新世紀に入っても変われないのは、人類の人類たる所以からなのでしょうか?
 嫌な言葉ですが、勝ち組負け組み等という言葉がマスメディアに踊り、業界内にも一層の過当競争を煽って、実りのない不安な業況が現出している社会情勢です。しかし結果、近時の我が国経済はデフレ脱却宣言も目前、戦後最長となる景気上昇局面にあるそうです。
 当古紙業界におきましては前述の波に揉まれながらも、国内製紙メーカーの生産量が0.2%増と2年連続で対前年を上回った事で、古紙消費量も僅かながら増量を確保し、古紙回収量は引き続き大きく伸ばして、対前年80万トンを越える増量となりました。
この需給バランスを取る上からも、輸出量も同じく対前年88万トン程伸ばし、記録更新の年間371万トンを超える量を実現しましたが、品種によってのバランスが取れなかった為に、当組合員の多くが係っている上物古紙価格は、品種により多少の値戻しはあったものの、上物価格とは言えぬ低位安定のまま一年が経ってしまいました。
 相場ばかりは如何ともしがたく本当に残念に思っています。この様な状況下からも、価値を認めての新たな使用先の、海外も視野に入れての開拓が喫緊の組合課題となってきていると考えております。
 一昨年の総会時に承認を頂きスタート致しました組合活性化委員会は、本年三月末2年間の任期にて一応解散とさせて頂き、引き続き任期一年での新たな形で、業界関連の情報伝達や組合員増強問題など、組合が直面する諸課題に対し、全原連にての近代化推進事業とも絡めて、取り組ませて頂きたいと考えておりますので、この段も是非ともご協力のほどをお願い申し上げます。二年間に亘り委員を引き受けてくださった皆様の、本当に熱心なご協力に対し、今席を借りて改めて厚く御礼申し上げます。有り難う御座いました、又本当にご苦労様でした。
 本日は総会にご出席を賜わり誠に有り難うございます。本総会の議事に関しましては、慎重審議の上にもスムースなる進行を、重ねてお願い申し上げまして私の挨拶とさせて頂きます。

議案審議

 そのあと、近藤副理事長が議長に選任されて議案審議に入りましたが、本年は役員改選も無く、いずれも原案通り可決・承認されました。
〔組合員総数239名中 本人出席41名、代理出席5名、委任状提出者129名、議決権有総数175名〕

一号議案 平成十七年度事業報告承認の件(朝倉行彦 事業部副部長)
二号議案 平成十七年度財産目録、貸借対照表および損益計算書承認の件(坂田 智 会計理事)
三号議案 平成十七年度剰余金処分案決定の件(坂田 智 会計理事) 監査 報告(乗附孝之 監事)
四号議案 平成十八年度事業計画案承認の件(坂内大介事業部副部長)
五号議案 平成十八年度における収支予算ならびに経費の賦課及び徴収方法決定の件(坂田 智 会計理事)
六号議案 平成十八年度における借入金額の最高限度額決定の件(坂田 智 会計理事)
七号議案 平成十八年度における加入手数料額決定の件(坂田 智 会計理事)
八号議案 役員報酬決定の件(近藤 勝議長より)

以上、第一号議案から第八号議案はすべて原案通り可決されました。
最後は樫原邦明常任理事が閉会の挨拶をされて通常総会は滞りなく終了致しました。

■第44回 永年勤続従業員表彰式

午後4時〜

 通常総会終了後、引続き行われた従業員表彰式には多数のご来賓の方々がご参加くださりました。
 開会の挨拶を高山昭二郎総務部長がされたあと、宍戸隆常任理事の司会で本日表彰式に出席された被表彰従業員5名と代理受領された5名の方々に、皆川理事長から表彰状と記念品が贈呈されました。

司  会 宍戸 隆 常任理事
開会の辞 高山昭二郎 常任理事・総務部長
閉会の辞 赤染 清康 常任理事

ご来賓(出席者)
・衆議院議員  松原 仁 様
・前衆議院議員 中山義活 様
・経済産業省 紙業生活文化用品課 課長補佐 岡宮 潔 様
・経済産業省 紙業生活文化用品課 係長 尾里篤史 様
・(財)古紙再生促進センター 専務理事 鈴木節夫 様
・(財)古紙再生促進センター 常務理事 堀 隆男 様
・(財)古紙再生促進センター 事務部長 白井俊市 様
・全国製紙原料商工組合連合会 理事長 畑 俊一 様
・東京都資源回収事業協同組合 理事長 新井英一 様
・商工組合中央金庫上野支店 課長 龍見政則 様
・東京都中小企業団体中央会 課長 野口雅春 様
・東京返本加工協同組合 理事長 藤井康夫 様
・東京返本加工協同組合 専務理事 稲生正俊 様
・東京都製紙原料協同組合 顧問 冨澤一郎 様
・東京都製紙原料協同組合 相談役 坂田 亮作 様
・東京都製紙原料協同組合 相談役 野村 宮三郎 様
・大同生命保険(株)上野支社 課長 愛下浩一朗 様
・あいおい損害保険(株)東京北支店 課長 伊藤 篤史 様
・近藤保険企画社 代表取締役 近藤 於修 様
・杉山会計事務所 所長 杉山 靖彦 様

表彰従業員氏名 □ 男性 ◆ 女性 (順不同、敬称略)

〔勤続二十年以上〕 四名
◆ 平野京子 〔(三弘紙業(株)〕
□ 土田克良 〔(株)坂田紙業〕
□ 今嶋幸夫 〔(有)黒田商事〕
□ 渋沢勝也 〔皆川商事(株)〕

〔勤続十五年以上〕 八 名
□ 石塚雄二 〔三弘紙業(株)〕
□ 古見用八 〔美濃紙業(株)〕
□ 市村一郎 〔美濃紙業(株)〕
□ 近藤勝仁 〔美濃紙業(株)〕
□ 船山久雄 〔美濃紙業(株)〕
□ 山城義冶 〔(株)共益商会〕
□ 小海 清 〔(有)黒田商事〕
□ 前田利明 〔(有)富士紙業〕

〔勤続十年以上〕 十六 名
□ 斉藤浩幸 〔(有)ノボル紙業〕
□ 高篠一敏 〔(株)富 澤〕
□ 加藤真二 〔(株)富 澤〕
◆ 大橋美枝子〔美濃紙業梶l
□ 熱田哲男 〔美濃紙業梶l
□ 佐賀勝彦 〔美濃紙業梶l
□ 根本道之 〔美濃紙業梶l
□ 根本康之 〔美濃紙業梶l
◆ 金澤晴代 〔(株)共益 商会〕
□ 海老根頼夫〔(有)黒田商事〕
□ 横山章裕 〔高山紙業(株)〕
□ 富樫由弘 〔高山紙業(株)〕
◆ 吉川三枝子〔高山紙業(株)〕
□ 赤見正己 〔皆川商事(株)〕
□ 成毛直樹 〔(有)富士紙業〕
□ 松本尊冶 〔(有)富士紙業〕

〔勤続五年以上〕 十三 名
□ 高山友生 〔(有)北信紙業〕
□ 津田雅彦 〔(株)富 澤〕
□ 富田和郎 〔美濃紙業(株)〕
□ 中山健司 〔美濃紙業(株)〕
□ 近藤昌仁 〔美濃紙業(株)〕
□ 八巻光臣 〔美濃紙業(株)〕
□ 酒井邦義 〔(株)共益 商会〕
□ 富ア冶男 〔(有)坂田亮作商店〕
◆ 石田典子 〔皆川商事(株)〕
□ 北條朝夫 〔(有)富士紙業〕
◆ 高橋美津重〔(有)富士紙業〕
□ 高山秀人 〔(有)富士紙業〕
□ 佐久間義雄〔(有)富士紙業〕

以上 四十一名(女性六名)

 通常総会、従業員表彰式に多数のご来賓の方々が来てくださりましたが、ご来賓を代表して左記のご来賓から心のこもった暖かいご祝辞をいただきました。

来賓ご祝辞
・経済産業省 紙業生活文化用品課 課長補佐 岡宮 潔 様
・(財)古紙再生促進センター 専務理事 鈴木節夫 様
・東京都製紙原料協同組合 相談役 坂田亮作 様

 岡宮潔課長補佐様と尾里篤史係長様は、公務多忙の中時間を割いて駆け付けて来てくださり、通常総会で挨拶されました。
 坂田亮作様は従業員表彰式を発足させた方であり、当時の組合事業や従業員表彰式発足の思い出をお話してくださいました。
 ご来賓ご祝辞のあと、被表彰者を代表して、美濃紙業葛゚藤勝仁殿より、今後も会社の繁栄と業界発展に尽しますとの力強い謝辞を頂きました。

■祝賀懇親会

午後5時〜

 引き続き、午後5時より2階藤の間で祝賀懇親会が行われました。
 松原 仁先生、中山義活先生もご多忙の中駆けつけてくださり、また、同じ上野精養軒で当日総会を行った組合青年部の皆さんも加わって賑やかな祝賀会となりました。

司会 宮川 茂 常任理事

来賓ご祝辞
・衆議院議員 松原 仁 様
・前衆議院議員 中山義活 様
・全国製紙原料商工組合連合会 理事長 畑 俊一 様

乾杯のご発声
・東京都資源回収事業協同組合 理事長 新井英一 様

 また、都合がつかず来られませんでした当組合顧問の衆議院議員鳩山邦夫先生、商工組合中央金庫理事長、江崎格様、組合事業でお世話になっている大同生命保険(株)取締役社長 倉持治夫様よりご祝電を頂戴いたしました。
 上野精養軒自慢の美味しい料理とお酒で会話も弾み、予定の2時間は瞬く間に経過してしまいました。
 最後に清水弘允常任理事の挨拶と三本締で終了となりました。
 今年も皆様のご協力により全ての式典が無事終了しましたことを心より御礼申し上げます。

■青年部総会開催

青年部副部長 脇 克美

 去る5月22日(月)、本部の総会と同じ日に青年部も上野精養軒で総会を開催いたしました。

議 案
第一号議案 平成十七年度事業報告承認の件
第二号議案 平成十七年度会計決算報告承認の件 監査報告
第三号議案 平成十八年度事業計画決定の件
第四号議案 平成十八年度収支予算案決定の件
 上記の議案はいずれも賛成多数で承認されました。
 青年部は工藤充彦幹事長を軸に部員の情報交換や組合活動のお手伝いなどを今日までしてきました。今年度につきましては、研修旅行、他組合との交流、勉強会などを行う予定です。
 また、今年度中には青年部の今後のあり方を考え、組合本部主導で発足が予定されている「事業革新委員会(仮称)」と連携し、青年部メンバーを委員会に参加させる事により、今後のあり方を検討します。
 青年部員が積極的に参加して取り組める事業の計画・実行及び古紙業界の将来について考える会や懇親会を開催したり、組合主催ゴルフの運営にもこれまで同様かかわってまいります。
 総会終了後は本部の祝賀懇親会にも参加させていただき部員一同楽しいひと時を過ごさせて頂きました。皆川理事長をはじめ、本部役員の皆様大変ありがとうございました。

■第2回 組合主催ゴルフコンペ開催


 晴天に恵まれた4月9日(日)、茨城県笠間カントリークラブにおいて開催致しました。荒川支部の藤井康夫様が奥様とお二人で、また、清水利明様がお嬢さんと参加され、総勢28名の参加をいただきました。
 今後も年2回開催しますので、多くの組合員の皆様が参加くださるようお待ちしています。

成績は次の通りです。 (敬称 略)

優 勝 清水 明利〔(株)清 水〕
準優勝 大村 直記〔大村紙業(株)〕
3 位 臼井 洋子〔(株)清 水〕
4 位 中村 典子〔(有)舟戸寿男商店〕
5 位 坂内 大介〔(有)宏栄紙業〕
10位 藤井 百合子〔(株)藤 井〕
15位 工藤 充彦〔(株)起多邑〕
20位 皆川 昇〔皆川商事(株)〕
25位 冨澤 一郎〔(株)富 澤〕
ベスグロ 近藤行輝〔美濃紙業(株)〕
ブービー賞 後藤秀樹〔(有)後藤商店〕

■第44回 清風会 ゴルフコンペ開催

グリーン・ロジテック(株)清水弘允

 平成18年4月20日(木)、第44回清風会ゴルフコンペを茨城県宍戸ヒルズカントリークラブにおいて、19名の参加をいただき開催されました。
 宍戸ヒルズカントリークラブは日本3大メジャー大会である「日本ゴルフツアー選手権」が毎年開催されている本格的チャンピオンコースで、参加者全員、それぞれのレベルでコースを堪能されたようです。コンペの結果は、近藤副理事長が前半39の素晴らしいスコアーを出され、先行逃げ切りで優勝されました。
 尚、コンペ表彰式後、坂田亮作会長に米寿の祝いと永年の清風会への功績を称え、金一封をお贈りしました。

成績は次の通りです。 (敬称 略)

優 勝 近藤勝 美濃紙業 次回ハンディ4
準優勝 清水弘允 グリーンロジテック(株)次回ハンディ10
3 位 高山昭二郎 許k信紙業
4 位 赤松源裕 叶ヤ松商店
5 位 乗附孝之 乗附宏之商店
7 位 冨澤一郎 兜y澤
10位 赤染清康 葛、益・商会
ブービー賞 近藤正彦 給゚藤商店
ニアピン賞 近藤 勝 坂内大介
増田唯之 赤松源裕
ドラコン賞 高山昭二郎、清水弘允、近藤 勝、宍戸 隆
ベスグロ 近藤 勝

*次回は平成18年 秋を予定しています。
*次回幹事 近藤 勝、坂田 智

■支部便り

〔文京支部〕支部総会開催
グリーンロジテック梶@清水弘允

 今年の総会は平成18年4月9日(日)、箱根湯本温泉春光荘にて開催しました。文京支部は、他支部同様、役員改選を2年ごと行いますが、役員改選のない年の総会は、旅先で行うのが恒例となっています。支部員数20名中、出席者は大柴支部長以下9名でしたが委任状の提出を受け、定足数の確認をした後、総会を開催しました。
 引き続き懇親会に入りましたが、春光荘は和風旅館で、風情のあるお風呂と景色を堪能しましたので、楽しい懇親会を過ごすことが出来ました。
 箱根への往復が小田急ロマンスカーでしたので、新宿を出発してから新宿に帰ってくるまでの1日半を通じて、楽しい総会旅行でした。
〔山手支部〕山手支部総会のご報告
(有)マル浜鈴木紙業 鈴木 邦浩

 山手支部では、去る4月15日(土)「やなぎ鮨」にて平成17年度の総会を開催致しました。当日は16名の支部員が出席され(他委任状10名)、左記議案について審議いたしました。

議 案
第一号議案 平成17年度事業報告の件
第二号議案 平成17年度決算報告の件及び監査報告
第三号議案 平成18年度予算案承認の件
第四号議案 金融部会計報告承認の件及び監査報告
第五号議案 評議員改選の件 その他

 事業報告においては、昨年度の支部の活動実績が報告されました。特に昨年は山手支部創立五十周年の記念事業があり、忘年会、合同新年会他、日頃の支部活動が報告されました。
 決算報告、予算案の承認におきましては、支部運営の基幹ともなる案件につき、皆様より活発なご意見並びにご提案をいただき、無事承認の運びとなりました。これにより、新年度におきましても家族慰安会をはじめとする様々な行事を行う予定でおります。
 引き続き金融部の会計及び監査が報告され、最後に新評議員の北村忠士、武藤時二、近藤直樹、鈴木宣明、宇津木武夫の各氏が選出され、総会を終了しました。
〔城南支部〕城南支部総会
城南支部長 坂田 智

 平成17年度城南支部総会は、5月13日(土)田町の割烹「牡丹」において行なわれました。城南支部組合員20社中、出席11社(出席人数は18名)、委任状提出6社で総会が成立する旨報告のあと、議案審議に入りました。
 全議案は予定通リ承認されて総会は無事終了し、引き続き駒井克久さん〔(株)共益商会〕の司会で懇親会に入りました。
 支部組合員の中で今年社長になられた(株)梶谷商事の梶野隆史社長の挨拶、大同生命保険(株)の服部課長、からご祝辞をいただいた後、梶野泰一会長の乾杯のご発声により懇親会に入りました。
 賑やかに、和やかに楽しいひと時を過ごしたあとで、後藤雅太郎社長が中締めをされ、一同笑顔で散会となりました。

■組合員の広場

「歌舞伎の話」
副理事長 坂田秀一郎

 ご存知の通り、歌舞伎は四百年くらい前からある日本の伝統芸能であるが、昨今は世界の各国で上演して大当たりしている。
 因みに「大根役者」と云うのは、別に脚が太いとかいう訳ではなく、大根が何をしても当らないのでこう呼ばれたようである。
 歌舞伎は古い封建制の中から新しいものを見い出して我々に光を与えてくれる。 古い中にも文明や文化をいち早く取り入れる斬新なアイデアや奇想天外な考えも随所に見られる。新しい文化が入ってくると、それをすぐ芝居に取り入れるここが偉い処だ。明治か大正に外国からタップダンスが日本に入って来れば、歌舞伎でも役者が高下駄でタップの足捌きで踊って観衆を喜ばせる。また、日本に磁石が入ってくれば、さっそく女性の髪が天空へ逆立つ奇病に見せかけた芝居を構成したり、ドミノゲームが外国から入って来れば、宮廷の官女が七〜八人ドミノ方式で倒れたりして、アッと言わせたりする。
 江戸時代の寛政十年(1798年)、羊が「見世物小屋」に出現すると、さっそく歌舞伎にも羊を登場させて、羊が紙を食べる習慣を利用して、贋(にせ)証文をアッと云う間に食べて逃げて仕舞い、悪党を退散させる芝居を上演している。
 私の経験からも、歌舞伎役者が観客に最近の情勢やテレビやニュースの話題を、即興で喋ったり演技したりして笑わせたりするし、鸚鵡(おうむ)や九官鳥が人のシャベリを真似することを取り入れて、いわゆる「オーム返し」を楽しく演出することもある。その他にも色々趣向があって楽しい。
歌舞伎で羊が登場する芝居はこれ一つで他には無い。余談だが江戸時代、歌舞伎に本物の馬を芝居に登場させたのだが、ある日突然出演中の馬が舞台で放尿したことから観客が大騒ぎし、それで馬が驚いて大暴れして死者が出たので、それ以来歌舞伎では本物の動物は一切使われていない。
「昭和のウインドガラス」
足立支部 サン商事(株) 西内澄江

 昭和六年九月十八日、満州事変起きる。
私は五才、日本の歴史等知る由も無く“ままごと”に夢中の時代でした。
 昭和七年三月満州国が建国されここに、溥儀氏のもとに満州国建国が宣言、公布し成立。満州国開拓移民政策基本要綱が発表。
 昭和十年四月、満州国【溥儀氏】日満親善のため来日、私達小学生は虎ノ門の四つ角辺りで、日満の旗を持ち整列して皇帝をお迎えした。溜池辺りから私の視野の中に皇帝の姿が入ってきた。
茶色の駿馬に乗馬した威風堂々の【溥儀皇帝】の姿に両手の旗をちぎれんばかりに振った私達。
真っ白な手袋に確りと手綱を持たれ右手で出迎えの私達に挙手の礼をなされた皇帝の姿、今もこの眼に残る。
 新国家満州に天地を求め開拓移民団として何万の同志が海を渡った。地味肥沃な土地から収穫した米と野菜を夢見て希望に人生の前途を絡め、線路に命を託した人々。
 昭和十六年十二月八日、太平洋戦争勃発、緒戦の大勝利に日本中が湧き総力戦体制に突入した。
昭和十八年ガダルカナル島戦、敗退から情勢は暗転し敗戦へと移行して行った。
昭和十七年米穀通帳実施、一日二合三勺と決まる、砂糖等全て配給制度となり国民生活の破綻が始まる、昭和十八年三月に無二の親友が一家そろって十人が豊かな生活が出来ると、笑顔で満州に渡った。次々と交わした握手と温もりと別離の悲しみを初めて味わった。
昭和十八年終わり頃よりプツリと便りが消えた。
花咲く満州ではなかったのかと胸が痛む。
昭和二十年四月米国沖縄上陸、
三、四、五月と東京夜間大空襲、
八月六日・九日と広島、長崎に原子爆弾投下、
毎日を必死に生きる私達、
八月十五日、初めて国民は敗戦の文字を知る。
 負けた悔しさと涙と電気の明るさと、此れからの前途多難を覚悟しながらも、もうB29は飛んで来ないの安心さとこの開放感は、時々メモリーとなって頭の中を今も駆け巡る。
 孫の地球儀をくるくる廻す。赤く塗られた日本、唯々平和維持を願う戦争体験者が、温もりの空を見上げていた。

■お知らせ

【平成18年6月会議・催事予定】

6月 2日(金)理事会 (pm4時) 組合会議室
6月 9日(金)集直正副委員長会議(pm4時)組合会議室
6月15日(木)古紙センター理事会(pm1時〜)
  〃     業務委員会(pm2時〜)
  〃     評議員会(pm3時〜)
  〃     全原連役員会(PM4時)会場 銀座ラフィナート
6月16日(金)直納部委員会(pm4時〜)組合会議室
6月20日(火)古紙センター関東地区委員会(pm2時)
6月23日(金)静岡県紙業協会家庭紙部会との三団体懇談会(pm2時30分〜)
         於 工業技術センター会議室
6月27日(火)古紙センター静岡地区委員会(11時30分〜)フジロイヤルプラザホテル
【経済産業省 人事異動】
(新) 製造産業局紙業生活文化用品課 古紙係長 尾里 篤史 様
【代表者変更】
〔城南支部〕 (株)梶谷商事
(新)代表取締役社長 梶野隆史 殿
 尚、前社長の梶野泰一殿は代表取締役会長に就任
【古紙価格】 【東資協の古紙4品の標準売値】 5月8日現在(kg)

* 新聞     6円(横這い) * 雑誌   3〜4円(横這い) * 段ボール 4〜5円(横這い) * 色上(並)3〜5円(横這い)
関東商組の融通(共販)事業 平成18年6月度実施の共販価格(kg当り)

 ※新聞古紙 休止
 ※段ボール古紙 10円50銭/kg プレスもの・店頭価格
【組合員脱退】 (平成18年3月末)

〔千代田支部〕
倉友商事(株)(代表者倉友ゆき子殿) 老齢のため

〔中央支部〕
酒井商店(代表者酒井竹夫殿) 一身上の都合により

〔文京支部〕
二幸商事(株)(代表者前田隆司殿) 廃業のため

〔荒川支部〕
(有)豊有紙業(代表者村田治雄殿) 業態変更のため

〔荒川支部〕
(株)笠原(代表者笠原和子殿) 廃業のため

〔足立支部〕
(株)田中紙業(代表者田中政弘殿) 業態変更のため

〔足立支部〕
野々村紙業(代表者野々村初正殿) 業務縮小のため

〔足立支部〕
尾崎商店(代表者尾崎晴夫殿) 一身上の都合により

〔足立支部〕 西森商店(代表者西森信夫殿) 業務不振のため

〔山手支部〕
井出紙業(代表者井出 誠殿) 廃業のため

〔城南支部〕
東都紙業(株)(代表者金沢俊男殿) 業務縮小のため

〔城北支部〕
(有)豊玉紙業(代表者辻 登殿) 老齢のため

〔城北支部〕
畔上紙業(代表者畔上 茂殿) 事業縮小のため

■会議概要  2月・3月・4月

●2月定例理事会

 平成18年2月3日(金) 出席理事 24名 於)組合会議室 PM4時〜

【各部報告】
〔直納部〕 12月の古紙輸出量は371,263トンで、昨年1年間の累計が3,710,482トンを記録した。紙・板紙に関して、昨年の国内製紙メーカーの生産量は対前年比でほぼ変わらず、消費量が増えることはなかったので古紙回収量の増えた分がそのまま輸出に回される結果となった。
日本製紙連合会では、2010年までに古紙利用率を60%から62%にまで引き上げるとの発表があった。それに伴い大手メーカーでは新規DIP設備の増設計画が進行している。 価格面では大手が新聞古紙の価格を1月21日から1円値上げし、他も2月1日から値上げに踏み切った。 これに関連して、マンガ裁落も2月1日から1円の値上げが決定した。
品種別市況報告
[上白・特中白]上白・特中白は発生は少ないが使用するメーカーも少なく弱含み。 パルプは12月積み価格が前月より10ドル程値下がりし、NBKPが510〜520ドル/トンと2ヶ月連続で値下がりした。
[家庭紙原料]家庭紙の状況はメーカーによってまちまちで、ある程度在庫を抱えているところもあれば、ほとんど在庫がなくて困っているところもある。メーカーでは3月からの製品値上実現に取組んでいる。
[切付]1月21日の新聞古紙の値上がりを受けて、マンガ裁落が2月1日から1円値上がりすることになった。 発生は相変わらず少ないが、1円とはいえ約2年半ぶりの値上がりで安堵している。
[新聞・雑誌]大手メーカーが新聞古紙および新聞代替古紙(選別雑誌、チラシ)の価格を1月21日から1円値上げすることになった。集荷量は季節要因により多少減っているが、在庫にタイト感が見られる。
[ダンボール]需給はバランスしているが、中国の旧正月が明けた後にどのような展開になるか予断を許さない状況。 為替相場が円高から円安に移ってきたので、輸出価格が値上げ傾向にある。 これに対して国内メーカーがどのように対応するか今後の状況を見守りたい。
[返本雑誌]洋紙向けは値上がりしたが、板紙向けについては値上がりしていないところもある。 但し、今回の値上げは関東地区で発生した物に限るようだ。
 出版業界では「水溶性シール」を使うことが増えてきたが、このシールは古紙として扱えるものかどうか、製紙会社に確認することにしている。
[オフィス古紙]12月と1月は発生が多かったが、2月に入り平年並みになってきた。オフィス古紙に限ったことではないが、最近は合成紙が増えてきた。
〔集荷部〕古紙価格が上昇するとメディアで「価格高騰」と過剰報道されがちで、発生元に誤解を与えることが多い。 我々としては発生元に対して事実を正しく説明できるよう心掛けておく必要がある。価格が上昇しても発生量が落ち込んでいるので、喜んでばかりもいられない。 さらに、異業種の参入も見受けられるので、先行きの見通しは厳しいものがある。
●集直正副委員長会議

 平成18年2月13日(月) 出席委員14名 於)組合会議室 PM4時〜
 2月24日(金)に開催される静岡県紙業協会家庭紙部会との懇談会に向けて、直納部及び集荷部の意見と問題点を討議した。詳細につきましては紙面の都合により省略させていただきます。
●直納部委員会
 平成18年2月16日(木) 出席理事13名 於)組合会議室 PM4時〜
〔近藤勝副理事長〕2月24日に家庭紙原料三団体懇談会が開催されるので、皆さんのご意見を伺いたい。また、お手許にある会計報告だが、直納部で使用する予算は、年3回開催する直納部委員会とその後の食事代、忘年会時の会費不足分、静岡のメーカーさんとの会合時の交通費の一部支給が殆どであるが、昨年はベトナムのメーカー視察をした時のお土産代等である。

【市況交換】
〔新聞・雑誌・段ボール〕新聞は1月21日より1円修正された。 関東商組の共販価格だが、2月に修正された11円を3月はさらに1円上乗せして12円で要請したいと検討している。
 段ボールも50銭修正されたが、 関東商組の共販価格についても現在の10円を更に50銭の上乗せを要請し、ノーの場合は中止も考えている。
〔上白〕当社はそれほど量を扱っていないので良くわらない。発生、需要とも少なく、少し弱含みではないか。
〔オフイス古紙〕2月は発生も少なく横這いだが、3月に入るとある程度の発生があると見込んでいる。
●古紙センター関東地区委員会

 平成18年2月23日(木) pm2時30分〜 古紙センター会議室
【需給動向】06/1月
紙面の都合により、詳細数字は割愛させていただきます。
〔業者側コメント〕
 関東32社集計では、段ボールの出荷97.9%を除いて仕入、出荷とも前年同月を上回っており、1月は順調であったが業者在庫は三品とも前月比大幅に減少している。
2月より新聞の融通価格が1円修正、段ボールは融通価格と実勢価格とに乖離があったが、2月からほぼ同じになり解消された。新聞の仕入価格について調整が出来ないため、問屋の経営改善につながっていないのが現状である。
3月の輸出は輸出価格が2月より更に高くなるとの見方が強い。特に雑誌は2月の関東商組の販売価格が11円30銭で3円以上の差があり、3月は更に強含みなことから価格差が大きくなると思われている。
〔メーカー側コメント〕
〔新聞〕昨年1〜12月のチラシ込みの入荷は103%(対前年比)、消費は102%、輸出は106%と伸びた数字となっている。消費と輸出の差の13,000トンがメーカーの年初から年末にかけての在庫減となっている。今年1月入荷も対前年同月比減少しているが、この先非発生期を向かえることもあり慎重に対応していきたいと思っている。
〔段ボール〕各メーカーとも1月の入荷は少し低調であったが2月に入っても継続している。新聞同様に見た場合の昨年1〜12月のデータでは、入荷量は104.1%(対前年比)、古紙消費が100.4%、古紙輸出が141.8%でメーカー在庫は58,000トン減少している。
●3月定例理事会
 平成18年3月3日(金)出席理事 24名 於)組合会議室 PM4時〜

皆川理事長挨拶 以前より懸案だった「東京都リサイクル事業協会」が正式に東京都の認証を受け、3月1日付で社団法人として発足することになった。当組合もこの協会の構成員であるので、事業が円滑に進むよう願っている。
3月の年度末を迎え、また、5月の総会を控えて、理事の皆様にお諮りする議事が沢山あるので、本日もよろしくお願いしたい。

〔各部報告〕
直納部 直納部委員会は従来年3回開催していたが、来年度よりこれを年6回に倍増して隔月の開催とし、連絡をより密にすることによって情報交換を充実させることになった。 1月古紙輸出量は245,587トンで、前年同月比でほぼ同じ数量となった。 古紙在庫は逼迫しているが、特に雑誌については輸出価格と国内価格との格差が3円ほど開いているため、国内メーカーでは操業に支障を来たすところも出始めている。
【市況報告】
[上白・特中白]上白・特中白ともに2月に引き続き3月も弱含みで推移している。 パルプはNBKPの1月積み対日輸出価格が520〜530ドル/トンとなり、3ヶ月ぶりに値上がりした。 又、メーカーが採算改善のため再値上げを求めており、今後一段高になるものと思われる。2月積みは、北米産NBKPで30ドル、ブラジル産LBKPで20ドルの値上げが提示されている。新年度向けの販促活動で紙需要が増える春の需要期に向けて、パルプ価格は今後一段高となる可能性がある。
[家庭紙原料]2月24日に静岡県紙業協会家庭紙部会との懇談会が開催された。 家庭紙原料の現状を説明し、家庭紙が大手洋紙メーカーや輸出に回されることのないよう、古紙価格を維持してほしい旨を伝えた。 また、輸出価格が国内価格より高いことを伝えて理解を求めた。
[切付]産業古紙の発生は少ない。 2月1日からマンガ裁落の価格が修正されたが、発生量が伸び悩んでいるため、なかなか値上がり分が利益に結びつかないのが実情だ。 新学期シーズンを迎えて、発生が多少でも増えてくれることを期待している。 需給は少ないなりにバランスしている。
[新聞・雑誌]新聞は2月に1円修正されたが、それ以上のスポット価格が出ているようだ。雑誌は輸出価格と国内価格との格差が大きく開いている。 輸出に回されることが多いため、国内メーカーの在庫は逼迫している。
[ダンボール] 2月に50銭修正されたが、依然として輸出価格との格差が開いているので、再度の修正を要請することになるだろう。 需給はタイト感があり、強含みで推移している。
[返本雑誌]2月の発生は前年同月比でやや減少。3月は多少戻ると思われる。価格は変化なし。
[オフィス古紙]発生は横這いだが、3月後半にはかなりの量が出てくると思われる。
集荷部 発生は少ないが、少なければ需給が逼迫することになるので、更なる値上げを打ち出す要因になるのではないだろうか。 学習参考書関係の仕事は忙しい時期だが、その他の一般書籍については非常に落ち込んでいる状態。最近は古紙の中にビニールやセルロイド類が混入することが増えてきて、その処理に困っている。
青年部 先日幹事会を開いて組合主催ゴルフコンペについて打ち合わせを行った。今回は4月9日(日)に笠間カントリークラブで開催の予定。 大勢の方のご参加をお願いする。 組合ホームページについて、広報の掲載方式を改めて、従来より見やすい方式に変える予定。
●支部長会
 平成18年3月14日(火) 出席委員13名 於)組合会議室 PM4時〜

〔各支部報告〕中央、文京、足立、江墨の各支部長は欠席
〔千代田支部〕支部会は毎月鰹ッ司さんの会議室で行い、終了後に飲食しているが支部費を1,500円から2,000円に値上げした。
千代田支部も支部員が15名と減少したので、加入増強を考えていきたいがなかなか難しい問題である。私も支部長になって長く、そろそろ交代したいが後を引き受けてくださる方がいなくて困っている。
〔文京支部〕4月8日に支部会、4月9〜10日に支部旅行を行う。 支部会は毎月8日、旅行は年1回行っている。支部役員は2年毎に改選し、副支部長が次期支部長になっている。
組合員の出席率は50%程度だが、組合員の増強は別途何らかの方法で考えていく必要があると思っている。
〔台東支部〕3月10日に組合会議室で支部会を行い、市況交換のあと賦課金の口座引き落としについて検討した結果支部費を含めて引き落とす事に決まった。支部総会は5月11日に決まった。 市況交換では今回2円上がったが、上がると違う摩擦が出てくることを心配していた。
〔荒川支部〕毎月10日に無尽をかねて支部会を開催している。以前は大勢出席してくれたが、今は半分の15人程度に減っている。 支部組合員の高齢化と後継者がいないことが何時も話題になるが、この3月に2社脱退する。
支部総会は4月10日に上野公園の梅川亭で開催する。
〔山手支部〕4月19日に例会を行うが、出席者が少なくなり10人以下に減っている。支部会は支部創設以来より金鯱で行っていたが、廃業する事になり、会費の値上げを検討しているが難しい問題である。新しい会場は江戸川橋の柳寿司で行うことになった。支部総会は4月15日に開催する。支部会では中途半端な値上げは影響があり、過当競争や産廃業者との競争からヤマシンに何件か取られたとの話がでていた。
〔足立支部〕毎月ではないが基本的に支部会とゴルフコンペを開催している。今年は1月に新年会を開催したが、問屋中心の参加となっている。行政回収の城北リサイクル組合にも集荷の方の参加は少ないようである。
〔城南支部〕2月4〜5日に山形の温海温泉で新年会を兼ねた旅行に行ったが、雪の中の露天風呂はとても風情があってよかった。帰りは雪のため電車が遅れたが楽しい旅行だった。3月8日に支部会を行い、11社、17名参加された。
支部総会は5月13日(土)に田町の牡丹で開催する予定で、私も支部長を代わりたいが後任がいなくて困っている。
〔城北支部〕毎月12日に支部会を池袋の地球飯店で開催している。支部組合員の52社と賛助会員2社の54社だが、出席は12〜13名である。他の支部では半分ほどの出席だが、城北支部は4分の1が現状である。支部総会は4月12日に地球飯店で開催する。
3月13日の支部会では広報3月号の宮川常任理事の編集後記の内容が好評で、この内容を一般紙に出してもらえないかという意見が出ていた。内容はその通りで値段が上がったのではなく、戻ったのが本当であり、新聞では上がった、上がったと書くので、お客さんは上がったのだから儲かっているのだろうと思っている。本当は上がったのではなく、値戻しをしたということを訴えて欲しいとの意見であった。

〔古紙の需給市況状況〕
〔集荷部〕
※ 現在、家庭紙原料が不足している状況にあるので、古紙価格を上げられる時は上げてもらいたい。上がっても色々な問題がおきて厳しくなると思うが、相場で動いているので上がる時は上げ、下がる時は下げて、臨機応変に対応していった方が良いと思っている。
※ 古紙の発生が相当落ちているのは事実と思う。都心にある中央支部や城南支部の品川方面は皆厳しいと言っている。製本・印刷屋さんはどんどん減少し、当組合の脱退もこのところ多くなっており、この傾向はこれからも進んで行くので組合自体の存続が難しくなると思う。このままでは集荷の方がどんどん減ってしまうので、問屋さんは集荷業者を守りながら一緒に取り組んでいかなければ、問屋さんも大きくなっていけないと思う。 困った困ったと言っても良くならないし、今は本当に難しい時期にあるので皆で本気になって取り組んでいかねば良くならないと思っている。
〔直納部〕
 2月の家庭紙三団体懇談会では原料値上げの話はしなかったが、メーカーさんが言っていたように3月か4月で家庭紙製品の値上げはほぼ間違いなく行われるだろうと思っている。今朝の日経新聞に日本大昭和板紙(株)の白板値上げの記事が載っていたが、これで白板値上げはほぼ出揃った。家庭紙は古紙物の値上げは出ているがパルプ物はまだである。
 いずれにしても古紙の輸出は今後も活発に行われ、また、国内メーカーのDIP設備増設も行われているので、古紙価格の修正はこれからも充分可能性があると思っている。
●古紙センター H17年度第8回業務委員会
 平成18年3月15日(水)PM1時30分〜 古紙センター会議室

平成18年4月〜9月の段ボール・新聞・雑誌の消費計画
 紙面の都合により省略させていただきます。
紙リサイクル関連団体表彰実施要領の制定について(平成18年4月1日より適用)
 団体表彰の対象は、古紙の回収・選別・加工又は供給事業者、古紙の利用事業者若しくは古紙利用製品を用いて製品を製造・加工又は販売する事業者を間接又は直接の構成員とする事業協同組合、同連合会、商工組合、同連合会等であって、紙リサイクルの推進に貢献が認められるものとして地区委員会委員長の推薦があった団体とする。
集団回収実施団体への感謝状交付(関東地区委員会推薦)
@ オールあきる野市女子ソフト(あきる野市)
A 東村山市下堀自治会(東村山市)
B 富士見町四丁目西町会(立川市)
B 羽衣松寿会(立川市)
D 高幡台団地自治会(日野市)

債務保証基金のうち国庫補助金相当額の国への返納について

 昭和49年のセンター設立以来、国からの補助金2億8千万円とセンター自己資金2億8千万円の計5億6千万円をもって債務保証事業基金を造成し、同基金の10倍、56億円を保証限度として古紙供給業者の設備近代化に要する資金手当の円滑化を目的に実施してきた。しかし、保証限度の56億円に対して平成14年9月から同18年2月までの3年6カ月の間、保証実務無しがつづいており、公益法人等に対する国会の要請にもとづく会計検査院の実地検査の報告で@最近の債務保証実績が少ないこと A保証残高が保証限度に対し5.4%に過ぎないことから見直しが指摘された。
 センター内委員会で審議した結果、国庫補助金の2億8千万円を返納して、自己資金の2億8千万円の財源で自主事業として実施する事が適当であると判断。
●全原連役員会
 平成18年3月15日(水) PM3時〜 古紙センター会議室

議題
1. 古紙センター業務委員会報告
2. 正副理事長会(2月3日)報告 〔詳細は省略〕
3. 総務・財務委員会報告(2月22日)〔詳細は省略〕
4. 近代化推進事業関係報告
   平成18年度・19年度事業計画(案)〔詳細は省略〕
5. ホームページリンク申請(4社)
近畿商組、黒田紙業梶i近畿商組)、鰹ャ池商店(関東商組)、滑£J商事(関東商組)
6. 第29回通常総会開催 5月25日 ホテル仙台プラザ3階松島、 講演会2〜3時、総会3〜5時、懇親会5〜7時
7. 各地区需給・市況
〔北海道〕雪の影響で2月以降段ボールの入荷は増えているが使用量も増え在庫は昨年比減少している。産廃業者による古紙輸出が月間3,000トン(全体量の5%程度)に達している。
〔東北〕 欠席
〔関東〕 関東商組32社の入荷は新聞、雑誌は1割増、段ボールは1割減となっている。段ボールは高値の輸出が原因と思われる。在庫の方は1月、2月と減少しており、2月の主要三品在庫は10.3%で特に段ボールは9%とランニングストック以下の状況となっている。
価格修正により段ボールが50銭、新聞が1円上がったが、新聞の1円はほぼ全域で仕入れにスライドされている。段ボールは縦の線で既に実質10円となっているが、輸出価格を想定した仕入価格が蔓延している。そんなことから先高感が強く、行政の入札価格などにも影響が出ている。中国の輸出が続く状況では仕入価格の正常化は難しいが、5月中旬の中国国慶節の影響から中国向けの輸出が出来なくなるので、輸出が抑制されて4月より在庫が少しは増えると思われる。
〔東京協組〕産業系古紙の発生は非常に悪く低調。製本・印刷・紙加工関係の業績は低調で、3月に入っても発生はさほど多くない。従って家庭紙原料に頼っているメーカーさんの在庫にも企業間格差がでている。
 家庭紙メーカーでは3月21日からの製品値上げに取組んでいるので、古紙価格も4月から修正できるのではないかと期待している。
個人情報保護法施行によりオフイス古紙はシュレッダー物が多くなったが、その中にバインダーなどの禁忌品や異物混入が多くなり、オフイスミックスの品質劣化が問題となっている。
〔静岡〕新聞・段ボールは価格修正されたが、依然輸出との価格差がある。 仕入より出荷の方が多く業者在庫が減少。
〔中部〕発生だが段ボールは大型スーパーは増えているが、総じてはマイナス、新聞は広告チラシが増えてプラス、雑誌は横這いと思われる。業者在庫もランニングストックで新聞、雑誌、段ボールの順でタイトな状態となっている。価格は段ボール9.5円、新聞11円、雑誌7〜8円。
〔北陸〕2月は大雪で休眠状態。3月からは増える見込み。 段ボールは一部メーカーで0.5円値上げ。
〔近畿〕1、2月は非発生期でメーカー、問屋ともに在庫減。価格は2月1日より新聞1円値上げ、段ボール、雑誌はなし。
〔中四国〕3月10日、古紙センター地区委員会合同会議(4地区)が開催され、取引条件の改善、地域格差の是正などを打合せた。四国メーカーに増産計画があり、月1,000トン程度の需要増の予想。 2月1日より新聞1円値上げ。輸出増により問屋在庫がタイト。
〔九州〕段ボールの生産がフル操業で段ボール古紙が不足。輸出専門業者と問屋との競争で2円以上の差がでている。 家庭紙メーカーの値上げは無い。
●古紙センター 静岡地区委員会
 平成18年3月23日(木)11時30分〜 於)フジロイヤルプラザH
【市況動向】
〔第一部会〕上物古紙
 産業古紙の2月は非発生期ということでもあり、入荷は低調であった。発生も低調であったと思われる。3月に入って中旬以降、若干回復傾向にあるように見えるが、切付関係は雑誌の発行部数が減っているようで残本関係の入荷が依然として低調である。
〔上白〕発生も悪いが、メーカーの使用意欲が全然無く、市場については余り気味である。
〔特中白〕発生も少ないが、消費も今一歩と言う状況である。情報によれば、中白に関しては吉野石膏関係の原材料をやっているところが、在庫が無くなったので中白を4月以降に購入するという話を聞いているので、その時点でバランスが取れてくるのではないか。
〔ケント〕2月は低調に推移した。3月中旬以降は入荷が順調になりつつあるように思われる。
〔色上・模造〕2月は発生が少なく入荷が低調である。その関係でメーカー在庫も若干減っている。
業者側から
 産業古紙の2月は低調であった。3月前半までそれを引きずり、この4〜5日やっと回復してきたかなという状況にある。
 その中で上白だけは使用するメーカーが少なくなってきて、余剰である。我々としては、輸出に向けなければということで始めている。特中白については、ほぼバランスしている。発生が少ないので、こんな状況である。釜入模造・ケントについては非常に品質問題があるので、物によってはまるで足りない、物によってはちょっと余剰気味かなという状況である。どちらにしても発生が少なかったので、業者の在庫は殆ど無い。
 家庭紙は、製品値上げをするため、ある程度減産したのであろう。このところメーカーの使用が減っているように感じられる。しかし、中国向けのいわゆるJミックスとか込頁と称するもの、これらの輸出が非常に好調なので、当然価格も国内より高く、業者では在庫が無い状況である。切付は雑誌類の発行が少ないという事で、やや少ない状況である。
〔第二部会〕新聞・雑誌
 1・2月は非発生期ということで、新聞・雑誌とも非常に低調である。入荷についても、完納率が非常に悪かった。
 3月に入り、新聞は何とか例年並みに出てきていると思うが、雑誌については、残本その他、世の中への発生がかなり少なくなってきているので、このような状況が続くのかなと思う。一番心配するのは、新聞の輸出等で仕入価格の高騰が全国的に発生しているので、この辺をできるだけ抑えて、是非頑張っていただきたいと思う。
業者側から
 32社の集計では、前年同月比で新聞・雑誌が10%の増であったと出ている。ただ、静岡地区で見ると、3月は新聞雑誌の発生が非常によくないという報告が出ている。 輸出価格は先月から同一価格で推移している。そのため、一部の地区では仕入価格の高騰という中で苦慮していると思われる。
雑誌は、輸出価格が段ボールと同じようになっているので、このような状態がいつまで続くのかと心配である。家庭紙原料の中の色上も、雑誌と価格が一緒という高い値がついているので、一部流れている物があると聞いている。
〔第三部会〕段ボール
段ボール原紙は、2月の生産が前年比101.1%、出荷が103.9%と前年を上回っている。原紙在庫は333,800トンと1月末比12,000トンマイナスであった。3月はフル生産、4月も同様と予想される。 出荷は4月1日から値上げということで、好調に推移している.段古紙の入荷は1・2月は低調であったが、3月に入り順調になっている。
業者側から
段ボールの発生は32社統計で前年同月比横這いないし若干減という数字が出ている。3月に入り、静岡地区の発生がよくなく、危惧される。 輸出価格は横這いである。
●古紙センター関東地区委員会
 平成18年3月29日(水)pm2時〜 古紙センター会議室

【需給動向】 06/2月
2月の関東商組32社実績及び関東・静岡実績については紙面の都合により割愛させていただきます。
〔業者側コメント〕
〔新聞・雑誌〕2月は仕入、出荷とも順調であった。しかし、関東32社の4〜6月仕入予測では三品とも対前年比で新聞5%、雑誌10%、段ボール6%の減少となっていて実際に推移すると大変な状況となる。
 海外状況は新聞・雑誌とも価格は横這いで、CIFで新聞が135〜137ドル、雑誌が123〜124ドルで推移している。
〔段ボール〕2月は稼動日数が少なかったが、昨年とほぼ同じ数字で右から左の状況となっており、業者在庫はランニングストックの状態であった。
 全原連では古紙利用率62%に向けて3月12〜19日の日程でサンフランシスコ、ロスアンジェルスなどアメリカ西海岸を視察してきた。現地では段ボール製品価格値上げのため操業をストップしており、興味シンシンに8ヤード、1倉庫を見てきたが、日本と変わらず段ボール在庫はランニングストックの状態で少なかった。多分、中国向けに定期的に積まれていると思われ、価格は緩やかな値上がり傾向にあるとのバイヤーの話であった。中国はこの先メーデーに入るので製品価格は下降気味のようで、20日までの荷受条件がついている。
 デンバーのウエアハウザー社でオフイスから出る古紙の自動選別機を見てきたが、2つのセンサーで(価格は一つのセンサーで4,000万円)模造をつくっていたが、少し色物が入ってもアメリカでは問題は無いといっていた。 また、個人情報保護法に対応したシュレッダー処理は紙を使える程度の大きさで、8ミリから6センチの幅で、これで良いと言っていた。 日本のシュレッダー古紙は行き過ぎとも思われるので、あまり細く刻まないで選別し易くできるよう検討していただければありがたい。
〔メーカー側コメント〕
〔新聞・雑誌〕 新聞の3月入荷は対前年比97.8%、2月末在庫も61%となり、何となく明るさが出てきた。 紙・板紙の出荷も1月・2月と連続で前年を上回り、新聞の出荷も順調に推移しているので、いずれは古紙となって出てくるし、非発生期を乗り切ることが出来たことに感謝している。
〔段ボール〕2月は平年通り入荷が悪かったが、この事は折込済みの計画内であった。3月の状況を聞いてみると、良かったところと余りよくない所とがあって各社バラバラのようである。
 段ボール原紙の2月生産は101%(対前年比)、払出しは104%で2月からの値上げの発表で仮需が入ったと思われる。 張り合せも1月が101.7%と比較的順調である。
●4月定例理事会
 平成18年4月3日(月) 出席理事24名 於)組合会議室 PM4時〜

皆川理事長挨拶 王子製紙の新技術開発本部から担当者が本日当組合に来訪された。紙の主成分であるセルロースからエタノールを抽出する研究を進めているとのこと。それに関連して、古紙業者が禁忌品として処理に困っている古紙を、この技術のために調達したいとの話であった。 我々としても禁忌品が有効に活用されれば、処理の手間が省けることになるので、検討していきたいと考えている。組合員の皆さんが、処理にお困りの品をサンプルとして組合にお持ち頂ければ、先方に問い合わせてみるつもりでいる。 本日は本年度第1回目の理事会であるが、来月には総会を控えており皆様にお諮りする議事が沢山あるので、宜しくお願いしたい。
各部報告
〔総務部〕会館の地代値下げに関する裁判は、組合の要求通り15万/月で和解した。 また、今年の永年勤続従業員表彰式は総務部が担当することになったので、皆様のご協力をお願いしたい。
〔直納部〕
※ 直納部委員会を従来は年3回開催していたが、今年度よりこれを年6回に倍増して隔月の開催とすることになった。 今後は商社の担当者を招いたり、共販委員会と連携させたりして、連絡をより密にして情報交換を充実させることにする。
※ 2月の古紙輸出量は317,371トンで、前年同月比130.1%という結果となった。品種別では、ダンボールが120.7%、新聞が159.3%、雑誌が147.7%と大幅な伸びを示した。各品種とも、国内価格と輸出価格との格差が依然として開いていることが、輸出量が伸びた要因と思われる。
※ 3月12日〜19日に全原連の需給委員会で米国の視察旅行を行ったが、当組合からも委員が参加した。オフィス古紙と機密書類の自動選別システムについて視察し、情報収集に努めた。又、古紙回収の現場も視察したが、日本の古紙選別技術が優れているという認識を新たにした。
【品種別市況報告】
[上白・特中白]上白は発生が非常に少ないが、使用するメーカーが減りつつあるため、若干余剰気味。 特中白も発生は少ないが、品種によっては弱含みで推移している。
 パルプは、2月積み対日輸出価格が2ヶ月連続で上昇した。北米産NBKPは、前月比20〜30ドル高の550〜560ドル/トンで決着した。又、カナダのパルプメーカーは、現地通貨高による採算の悪化で、工場閉鎖を相次いで発表している。 需給不安が高まったことが値上げの背景にあるとのこと。ブラジル産LBKPの対日輸出価格も8ヶ月ぶりに上昇し、前月比10〜20ドル高の560ドル/トンとなった。 3月積みについては、メーカーが20ドルの引き上げを要求している。カナダ品は、現地通貨の影響で、600ドル/トンまで上がらないと採算割れになるといわれている。
[家庭紙原料]家庭紙の製品値上げは3月21日と発表されていたが、4月にずれ込むことになった。 今回の値上げは、現行価格の50%アップを要求しているため、一度で要求が通るとは考えられないが、但しこの影響で、超安値品が一掃されたようだ。 家庭紙原料は、3月20日過ぎに発生が若干良かったが、4月に入り平年並みに落ち着いてしまった。 回収もののミックス古紙や込頁の輸出が好調なため、産業古紙の需給が家庭紙に影響することは少ないようだ。
[切付]家庭紙の場合と同様、3月の発生は若干良かった。 新学期・新年度を迎えての出版物の発行部数が増えたためではと思われる。但し、4月以降の非発生期はどの程度の発生量で推移するのか見守りたい。荷動きは少ないながら順調。 価格は変わらず。
[新聞・雑誌]1〜2月は季節的に見て集荷量は減ったが、3月には戻してきたと思われる。但し、対前年比で見ると全般的に減っているようだ。 その原因としては、新聞・雑誌の国内生産量が頭打ち若しくは減少気味のためだと考えられる。
 雑誌は輸出が好調。 輸出価格が国内価格より良いため、国内メーカーは大変危惧しているようだ。
[ダンボール]2月に国内価格が修正されたが、依然として輸出価格との格差が開いているので、再度の修正を要請することになった。 但し、大半の国内メーカーは再修正に難色を示している。 仮に製品価格を上げたとしても、燃料価格が高騰しているので、値上げ分がそれで帳消しになってしまい、古紙価格の修正にまで波及してこないというのが理由のようだ。 中国向け段古紙の輸出に関して、5月のメーデーの期間は10日ほど稼動がストップする見込みなので、4月23日到着分までは荷受けするが、それ以降はメーデー終了まで荷受けしないとのこと。 この影響により、4月は中国からの引き合いが弱まり、CIF価格が2ドル程値下がりした。
[返本雑誌]3月は出版販売会社の決算期であるため出荷数が多くなり、それに伴い返本も多くなった。 例年3月と9月に見られる傾向だ。その反動で4月は発生が落ちるだろう。
[オフィス古紙]年度末を迎えて発生は多かった。 価格は、国内は低迷しているが、輸出はかなり良いようだ。
〔集荷部〕古紙価格が低価格のまま推移すると、今後も厳しい状況が続くことになり、組合員の脱退が続くだろう。 組合に加盟するメリットをはっきりさせることによって、脱退に歯止めをかけなければならない。3月の発生は良かったが、家庭紙の発生は芳しくなかったので、更なる価格修正をお願いしたいところだ。
●直納部委員会
 平成18年4月11日(火) 出席委員16名 於)組合会議室 PM4時〜

近藤直納部長 本日は新年度第1回の直納部委員会であるが、今年から開催日数を従来の年3回から隔月の6回に増やし、静岡県家庭紙部会の討議のほかに商社の方を呼んで海外の状況なども勉強していきたいと考えている。
 もう1点は、直納部費の有効な活用を検討していたが、富士市で開催している静岡地区委員会、静岡県家庭紙部会、特更部会に、東京から出席している直納部委員に交通費を全額支給する事に決めさせていただいた。

1.直納部委員新規加入
鰹ャ池商店〔代表者小池茂男殿 ・山手支部〕
2.直納部会計報告
(自平成17年4月1日〜至18年3月31日)
詳細は紙面の都合により割愛させていただきます
3.平成18年度より交通費の支給
 富士市で開催される古紙センター静岡地区委員会、静岡県紙業協会家庭紙部会との懇談会、特更原料部会に出席される直納部委員に4月から交通費を全額支給する。
4.平成18年度直納部事業計画
イ. 開催月は4月・6月・8月・10月・12月・2月の6回開催する。
ロ. 海外研修、家庭紙原料を対象とした国内研修を11月に実施する予定。
ハ. 特更部会(懇親会・ゴルフコンペ)を9月に開催する予定。
ニ. 8月の委員会は上物、上白を対象とした勉強会を予定、委員会の後で暑気払いを実施。
ホ. 12月委員会の後で忘年会を実施。
5.市況報告
「上白」R社の使用中止で余剰気味、輸出に回しているが価格は国内より安い。3月輸出実績は500トンあった。
「家庭紙原料」製品の値上げが思うようにいっていないようで、ある程度の生産調整をせざるをえないようだ。
 原料需給は比較的発生も良かったが、家庭紙メーカーにはある程度の量は入っているようで、困っているところはないようだ。選別せずに輸出しているので余剰感はないが、ケント類は大手洋紙メーカーに向けている。
「切付」発生はさほど多くない。最近は大手メーカーに残本価格で向けられているので特更メーカーさんの在庫は減っていると思われる。この辺の意見交換をする懇談会を開く必要があると思う。
「新聞・雑誌」3月の発生は全体的には良かったようで、メーカーさんの在庫も多少増えたようだ。長期的に見た場合かなりの量のDIP設備増強計画で、O社、N社、D社の3社で月2万数千トンの新規需要が見込まれている
。 雑誌についても輸出が好調で、国内との価格差が3円以上もあるので、余ったものはすべて輸出に向けられ、かなりの量が輸出されたと思われる。日本の3月・4月は集荷が増えるが、中国は5月1日から1週間休みとなるなど悪い条件が重なるが、相当の量が輸出されるので、在庫はそれほどかかえていない。
「段ボール」輸出価格差との調整からかR社さんが4月1日から50銭の価格修正をした。1月のデータでは輸出の95.7%という殆んどの量が中国に輸出されている。
「オフイス古紙」3月、4月は発生期なのでそこそこの量の発生がある。余分に取るメーカーはないが、多少の波があったり、品質的な問題から受けないところも有るので、輸出によってバランスが取れていると思われる。 しかし、4月後半からは中国国慶節などの影響でコンテナーが回ってこなかったり、また、5月連休もあることから、多少はきつくなるのではないかと思っている。
「残本」3月に入って発生は良くなり、扱い量は増えている。 取次ぎの日販さんの方で、通常は現物返品という形の物が取次ぎの古紙化ということで、ムック紙の古紙化が38%〜40%までなったようだ、これからはコミックの古紙化と書籍の古紙化が進んでくる。 また、禁忌品の付録が多いため、組合で行っている剥離作業が間に合わないと聞いている。
●業務部長・副部長会議
 平成18年4月18日(火) 出席委員12名 於)組合会議室 PM4時〜

〔直納部〕4月11日に第1回直納部委員会を開催した。
 16名の参加者があり、平成17年度の会計報告、平成18年度の直納部事業計画を検討した。(詳細は2Pの直納部委員会報告の欄をご参照ください)11月に実施する予定の海外又は国内の研修旅行は、青年部も加わった研修会にしたいと思っている。
〔集荷部〕集荷部も石橋さんや宮崎さんを中心に若返りを図り、素晴らしい組合にしていただきたいと思っている。集荷の方々は商売がまちまちで中々纏まらず会議も開きにくい。
〔検討・報告事項〕
1. 第50回通常総会議案について
2. 平成18年度事業計画(案)について
3. 平成18年度収支予算(案)について
4. 通常総会、従業員表彰式、祝賀懇親会の担当理事について
5. 従業員表彰申込状況の報告、被表彰者代表者の選出
6. 賦課金口座振替依頼書の返送状況報告
尚、詳細については紙面の都合により割愛させて頂きます。
●古紙センター関東地区委員会
 平成18年4月18日(火) pm2時〜 古紙センター会議室
【需給動向】 06/3月 単位トン、( )は対前年同月比、 在庫の( )は在庫率
〔関東商組32社実績〕
〔新 聞〕
仕入 95,939(113.9%)
出荷 94,488(115.8%)
在庫 10,441(11.1%)
〔雑 誌〕
仕入 68,126(107.9%)
出荷 65,308(110.4%)
在庫 8,904(13.6%)
〔段ボール〕
仕入 137,098(100.8%)
出荷 135,612( 101.3%)
在庫 12,440 (9.2%)
〔関東・静岡実績〕
〔新 聞〕
入荷 239,379(107.5%)
消費 238,426(102.7%)
在庫 129,508(54.3%)
〔雑 誌〕
入荷 138,238(103.9%)
消費 125,426( 96.1%)
在庫 59,154(47.2%)
〔段ボール〕
入荷 297,371( 99.2%)
消費 315,294(102.3%)
在庫 100,493(31.9%)

 当日は当組合の業務部会議と重なり、事務局は関東地区委員会を欠席しましたので、業者側及びメーカー側コメントを省略いたします。
●全原連役員会
 平成18年4月20日(木)PM2時30分〜 古紙センター会議室

総務・財務委員会報告(4月20日10時〜開催)
*3月度組合経理財務内容審査
*第29回通常総会への上程議案審議
・平成17年度決算及び平成18年度収支予算案について(全原連・関東商組)
・全原連第29回通常総会及び関東商組第43回通常総会に係る経理・財務部門の役割分担について。
*全原連及び関東商組の次期専務理事候補者(長ア隆男氏)について →正副理事長会上程を承認
役員会報告(4月20日PM2時30分〜開催)
*財団法人日本容器包装リサイクル協会平成17年度度第2回理事会報告
*ホームページリンク申請:鞄。川紙業(関東商組)→役員会で承認
近代化推進事業関連報告
総合運営委員会報告(4月20日午後1時開催)
*平成17年度各委員会活動状況報告
*平成18年度各委員会スケジュール報告
*5月25日(総会開催日)開催予定の各委員会議題について
【経営革新委員会】
*春の安全月間(4月)報告
*古紙センターとの共同事業について打合せ
【需給委員会】
*海外視察(米国)報告
*各地区需給状況報告
【IT推進委員会会】
*ネット事業アンケート調査打合せ
*全原連HP見直しについて
【渉外委員会】
* リーフレット、ロゴマークについて打合せ
*全原連ホームページの改正について
古紙センターに協力を求め、統計資料等は古紙センターHPにリンクをはり利用させてもらう等の改正を行う。古紙センターは了承済み。
*渉外委員長提案の小冊子(全国版)は各地区組合の渉外委員会で検討する。
*渉外委員会計画のリーフレット作成について、内容がまとまった時点で総合運営委員会に提案し検討する。

(6)各地区報告
【北海道】段ボールの価格修正は行われていない。入荷は雑誌・新聞順調だが段ボール不調。異業種参入あり。
【東 北】 価格修正は4月16日から予定。仕入価格に格差が出ている。発生は新聞・雑誌は前年並みだが段ボールは減少。
【関 東】 段ボールは集荷増分が輸出にまわり、問屋在庫も10%台で推移。段ボール価格は4月16日より50銭値上げとなり、輸出価格との開きが少なくなった。4月の段ボール融通事業は中止、5月再開予定。
【東京都協組】3月の産業古紙の発生は悪いが、製品の生産調整とオフィス古紙の発生増でメーカーにはさほど不足感はない。
【静 岡】4月16日より段ボール価格が50銭値上げ。家庭紙メーカーの製品価格値上げが5月にずれ込む模様。
【中 部】大手メーカーからの値上げ発表なし。福井・滋賀のメーカーが段ボール1円値上げ。
【北 陸】4月1日より段ボール1円値上げ。発生は順調に推移。
【近 畿】メーカー間のばらつきはあるが4月1日より段ボール、地券値上げ。利幅が少なく、適正価格を確保するよう努力している。
【中四国】岡山地区:雑誌・段ボール・地券が4月11日より1 円値上げ。但し近畿との価格差は埋まらず。
四国地区:価格修正についてはメーカーの足並みがバラバラで揃っていない。他メーカーの動向窺いといった模様。近畿地区との価格差あり。
【九 州】他地域と比較しても価格は安い。4月16日より段ボール2円値上げ、雑誌1円値上げ。仕入競争が激化している。昨17年の九州からの輸出は対前年比40%アップした。行政入札は南の方へ行くほど高値となっている。
(7)その他
* 経済産業省製造産業局紙業生活文化用品課人事
 異動 新任古紙係長 尾里篤史氏(川口市出身)
*古紙利用率目標62%に係る省令公布(経済産業省令第21号)施行は平成18年4月1日。
 古紙利用率目標を平成22年度(2010年度)までに62%とする。
*6月役員会開催予定:平成18年6月15日(木)午後4時〜
●古紙センター静岡地区委員会
 平成18年4月26日(水)11時30分〜 於)フジロイヤルプラザH

【市況動向】
〔第一部会〕上物古紙
 産業古紙は3月中旬以降発生期ということもあり、入荷は順調に推移していたが、4月中旬以降発生が減少しており、入荷が若干低調でタイトな状況にある。
GW明けを控えて入荷が更に低調で、一層タイト観が増すように思われる。
「上白」 発生が悪いがメーカーの消費減により荷動きが鈍く、若干余剰感がある。
「特中白」 発生が悪いが消費も少ないのでバランスしている。
「板紙 ケント・色上」 3月は順調に推移していたが、4月中旬以降発生が少なく、メーカーの消費は依然として旺盛なためタイト観が出ているように思われる。
「家庭紙 ケント・込頁」 同じように発生が少ない状況だが、家庭紙の生産が減少傾向にあるので現状ではバランスしている。
「模造」 発生は少ないが、家庭紙メーカーが稼動を抑えているためにタイト観は若干は薄れている。
「家庭紙色上」 発生も少なくて、価格的に家庭紙の価格より輸出価格のほうが高いということもあり、輸出向けに出ているといえる。家庭紙の生産が減っていることもあり、タイト観は薄れてきているが、若干タイトな状況かと思う。
業者側から
「上白」 使用するメーカーも少なくなってきたことで、非常に余剰感がある。業者ではどうしようもないので、輸出に振り向けているがベトナム、フィリピン向けが多いようだ。
「特中白」 やや余剰感があるが、ほぼタイトといえる。
「板紙 ケント・色上」 ケントは品質基準が厳しいので、そういうものは非常に不足している。 板紙の色上は使用するメーカーが非常に多いので需要が多く、不足感をもっている。将来的にも不足が続くのではと思われる。
「家庭紙」 3月は発生期に入ったので後半多少発生したが、4月になって発生が少なくなった。家庭紙メーカーが市況立て直しのため減産等をしているので、業者によりバラツキがあるが、やや余剰感をもっているところもある。全体としてはタイトといえる。家庭紙の製品市況は、5月に代金を決済してもらわなければ、騰がったかどうか判らない。今後どうなるのか、よく見極めていかなければならない。
「切付」 発生が非常に少なくなっている。雑誌類の発行が少ないので当然の事であるが、切付の価格帯が裾物の雑誌・新聞と同じ価格帯なので一部大手の洋紙でも使っており、今までの特更メーカーの入荷が少ない状況になっている。
 輸出については、先週一杯は特に中国の労働節の影響でバン詰めができなかったが、今日あたりから順調に出ていると思われる。 業者は全品種にわたりあまり在庫を持っていない。非常に順調に出荷されている状況にある。
〔第二部会〕新聞・雑誌
 富士地区の状況を見ると、新聞・雑誌とも回収・発生は順調に推移していると思われる。特に新聞については好調な入荷になっている。雑誌は数量的には少ないが、まずまずの入荷状況といえる。3月・4月とも落ち着いた状況にある。
業者側から
「新聞」 32社の集計で見ると、1〜3月累計が前年同期比で入荷が110.6%、出荷も全く同じ110.6%となっている。この結果3月末の在庫率が11.1%と、よいレベルであると云える。関東商組では毎月1,000トンの新聞輸出をしているが、4月の輸出価格が12.2円、ドルベースで136ドルとなっている。
「雑誌」 1〜3月の累計では前年同月比で入荷が107.7%、出荷が108%と、ほぼ同レベルで推移している。この結果、3月末の在庫率が13.6%で、発生期ということもあり多少増えている。関東商組では毎月500トンの雑誌輸出をしているが、4月の輸出価格が11.1円、ドルベースで125$となっている。
 このところ、中国の一部地域で排水規制が非常に厳しくなっており、操業が落ちて、特に新聞・雑誌の使用量が減っているが、対象は中小の白板メーカーではないかと思われる。そんなこともあり、輸出価格(建値)は特に雑誌が下がっている。更に為替が急激な円高で、このまま推移すると5月は更に輸出価格が下がるのではと思われる。
〔第三部会〕段ボール  段ボール原紙の3月生産は前年比105.3%、出荷が106.1%と、だいぶ出荷の方が良い。これは4月1日から値上げということで、仮需が影響していると思われる。3月末の原紙在庫は323,100トンと2月末比17,500トンマイナスであった。
 製品は4月に入り、3月の仮需の反動もあり、出荷が少し落ち込んでいる。段ボール古紙の入荷は3月は順調であったが、4月に入ってやや低調であるが、この理由がよくわからない。
業者側から
 2月の50銭に続き、今月も50銭の値上げをしていただき、改めて御礼申し上げたい。これにより、輸出価格との乖離がだいぶ縮まったので、結果としてメーカーに必要な量が入るようになったのではないかと思う。
32社の入出荷は、1〜3月累計で入荷が100.4%、出荷が99.4%であり、3月末の在庫率は9.2%と相変わらず一桁台で推移している。4月の輸出価格は、関東商組では毎月2,000トン出しているが、11.05円(124$)となっている。段ボールの建値はそれ程変わっていなくて、為替の変動分だけ動くのかと思う。
新聞・雑誌の入荷が前年比大きく伸びているのに、段ボールが変わらない理由は、段ボールは産廃業者の手を経て入ってくるわけで、大量に扱う業者は独自にベーラーを持って、従来は我々のところに持ち込んでくれたものが直接輸出に回されるという事から、段ボールの入荷は変わらないか、少し減り気味だと言えるのではないか。 需給状態については丁度良いバランスになっていると思われる。
その他
1. 委員の変更
 委員の小田商店さんが廃業のため、後任に5月1日付けでリソース東海さんを委員にお願いする事になった(鈴木副委員長より)
2. 集団回収の表彰について(安藤紙業より推薦)
* 御前崎市立浜岡東小学校PTA
* 菊川市立河城小学校PTA
●古紙センター業務委員会

 平成17年4月21日(木)pm1時30分〜 於)古紙センター会議室

全国古紙の需給・市況動向について〔H17年3月〕
紙面の都合により詳細は割愛させていただきます。
●古紙センター 業務委員会

 平成18年4月27日(水)午後1時30分〜 於)古紙センター会議室

〔堀川委員長挨拶要旨〕 この4月から新年度に変わるが宜しくお願いしたい。製紙メーカーでは油や資材の高騰で大変苦しんでいる。そこで初めてであるが全ての製品に亘って値上げに取組んでおり、段原紙が4月1日からの値上げで満額の了解を得た。 また、本日の日経新聞に日本製紙の広告が掲載されたが、「紙の大切さを知っている皆様へ」というタイトルで印刷・情報用紙値上げのご理解をお願いしている。このように改善に向けて頑張っている。
1.委員の交代 日本製紙(株)
(新) 倉田博美委員 〔(旧)伊藤興四郎委員〕
2.全国古紙の需給・市況動向
紙面の都合により詳細は割愛させていただきます。

■編集後記

広報部副部長  脇 克美

 5月22日組合通常総会が開催され、全議案が承認、可決されました。詳しくは同封の総会議事録をご一読頂ければ幸いです。組合員の皆様のより一層のご協力をお願い致します。
 さて、例によって私の独り言になってしまいますが、お得意様の製本会社で久しぶりのベストセラーが出ています。 『国家の品格』です。 瞬く間に100万部を超え、今なお売れ続けているようで、連休中も休まず増刷が続けられました。
最初のうちは興味の無かった私でしたが、書評欄などで度々取り上げられる様になり、一読しておかねばという気になり手にした次第です。
題名から難解な文章を想像したのですが、講演記録を基に書かれているので、平易な文章で文意も私の硬い頭にでも理解可能な大変読みやすい哲学書でした。
 昨今、新聞には官公庁や企業の不祥事、列車や航空機の故障、事故。又、家庭内では親子間での事件など、モラルに欠けた世相を映す記事をよく見かけます。
原因は様々ではあると思いますが、日本人が金銭至上主義というか拝金主義に侵されつつあるのは否めない事だと思います。
 このように閉塞感漂う社会ではありますが、多くの人が左記の本の読者になっているということは、この日本もまだ棄てたものではないと言えるのではないでしょうか。まだお読みでない方は是非ご一読をお薦めいたします。
 我が社の売上も増えます。なんて事を考える私が一番「品位」「品格」に欠けているのかも。大変だ。


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